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チェンジマネジメントとは

チェンジマネジメントとは

組織においての業務や組織における様々な側面の変革を実現するために、企画から戦略構築、実行推進、それを加速させて経営改善の成功に導くというマネジメントの手法で、いわゆる組織変革」を意味します。市場の急激な変化や競合の台頭など企業組織の成長戦略において、時には大きな方向転換を余儀なくされる場合があります。そうした変化に柔軟に対応するために、組織や業務プロセス、管理体制だけでなく、社員の働く意義や組織の価値観など、必要に応じた変革を管理して、企業をより成長軌道に乗せることがチェンジマネジメントです。

当社のチェンジマネジメント支援の特徴

チェンジマネジメントとは

当社のチェンジマネジメントは、安易に戦略策定などには着手しません。まずは、戦略策定より上位概念に位置付けられる経営理念の明確化を端緒とします。経営理念で語られている「ミッション(企業の社会的存在意義)」、そこから捻出した「ビジョン(中長期的計画)」および「バリュー(所属するメンバー全員が遵守すべき組織の価値観)」が不足・不明な状態では、戦略構築は100%不可能です。明確化された経営理念を基底に、組織や事業に必要な変革事項を独自のサーベイと方法を用いて洗い出し、優先順位をつけて変革に着手していきます。しかし、こうしたプロセス以上に、豊富な実績や経験において、双璧をなす重要ポイントがあります。それは、「社員をいかに巻き込むか」ということです。

当社がチェンジマネジメントで依拠している代表的な理論背景には、Kotter.P.Jが提唱する8 Stepsがあります。彼は、1)緊急性の明確化、2)強力な変革推進チームの結成、3)ビジョンの策定、4)ビジョンの共有)、5)権限の付与、6)短期目標の策定と達成、7)さらなる変革の促進、8)新たなアプローチの定着、の重要性を説いています。ここでは多くを語る必要性はありませんが、まさにこの理論の根底に流れているフィロソフィーは、現場を巻き込むことの重要性でしょう。

つまり、どんなに素晴らしい理念も変革プロジェクトの内容でも、社員の関与の仕方が成功の鍵を握るといっても過言ではありません。本来、人や組織は急激な変化を好まず、慣れ親しんだ環境ややり方に固執する傾向があるため、変革を進めようとすると必ず抵抗や軋轢が生じます。その組織に長年慣れ親しんできた従来の方法に固執し、変革に対して反対をするメンバーが少なからず出現し、場合によっては変革プロジェクト自体が頓挫するケースも多々あります。マサチューセッツ工科大学の元教授であるハマー.Mも、変革に失敗する組織の敗因の多くは、変革そのものの内容ではなく、変革に反対する人の心情にある、と指摘しています。ダック.Jによると、特に日本は保守的な傾向が強く、その特有の姿勢を「チェンジモンスター」と呼び、チェンジマネジメントの大きな課題である、と彼の著書の中で述べています。

チェンジマネジメントとは

当社のチェンジマネジメントでは、先に述べた経営理念の明文化を根底に、企業上層部から現場社員まで、各階層の役職者が「連結ピン」となって、正しい情報を正しく下層課員に共有していくプロセス自体から設計し、実施のサポートまで行います。また、変化への恐れや現実への執着を持つ社員に対し、どのようにトップがアプローチし、変革の意味や必要性を理解してもらい協力体制を構築するか、すなわち、「社員の心理的安全環境の構築」も視野に入れたチェンジマネジメントを行います。当社の具体的な方法例のいくつかをあげると、ミッション・ビジョン・バリューといった経営理念の構築後、上長から課員への説明会や勉強会、他者の理念調査、理念を時業務に投影したレポートなどがあります。また、経営幹部や上長と非日常空間で、焚火を囲みながら、今後の組織体制や方針を納得するまで語ったり質問したりして「腹落ち感」を高めると同時に、課員から会社を良くするアクションを事業活動単位で考察・決定してもらい、徹底実行していく事で、経営陣と社員の両方向による「チェンジ」を促進します。当然、こうしたチェンジマネジメントのプロセスの中には、率先してくれた社員への賞賛の仕組みや、既存の人事制度を新体制に沿うように微調整する対応も含有されます。

つまり、方向性明確化の方法論もさることながら、社員との心理的な握り合いがチェンジマネジメントの「肝」なのです。この「社員を巻き込む力と方法論」をチェンジマネジメントの戦略的な位置づけとして、「経営陣と社員が両輪となって確実に会社を変革する」コンサルティングサービスを提供します。

クライアントへのコミットメント

当社は、分厚い資料を提出するだけのコンサルティングは行っていません。創業から十数年にわたり蓄積してきた実績と経験、大学院での研究に準拠した学術的な知見、経験学習理論に基づく腹落ち感ある“ボディワーク”や、焚火効果を活用した“焚火合宿”など独自方法論を取り入れ、チェンジマネジメントのプロジェクトの『具体的な手法・場所・活動』まで提供し、クライアントと一蓮托生の想いで「手足を動かして汗をかきながら」、成果の創出をお手伝いします。

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変革事例

  • 株式会社オーシャンブリッジ 様

    株式会社オーシャンブリッジ 様

    代表取締役 高山 知朗 様

    コンサルティングを受けた効果を、社員の意識や行動の変化から、ヒシヒシと効果を実感しました。組織強化はすぐに数字結果には現れるものではありませんが、明らかに意識の面でガラッと社員が変わりました。

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