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次世代リーダー育成支援

経営理念浸透タスクフォースの結成

グローバル化やインターネットの普及により、日本企業を取り巻く環境が変化し、経営者が直面する経営課題の難易度は上がっています。それに伴い、経営人材候補にも、より高い能力や豊富な経験、強いマインド、バイタリティなどが求められるようになり、次世代リーダー(次期経営人材)を育成することの経営的重要性も増しています。一方、多くの企業では、団塊の世代の入れ替わりや、現状のビジネス環境に甘んじる危機感の低さから、「意識的に」次世代リーダーを育成する風潮は希薄な傾向にあると言われています。また、事業の拡大を追いかけるあまり、組織や人材の育成が後手に回ることで、マネジメントができる人の欠如を招き、結局組織拡大を支えることができないまま、企業の歪みが拡大していきます。 しかし、次世代リーダーや経営者候補がそんなに簡単に短期的に育成できるものではないため、戦略的に時間をかけて次世代リーダー候補を育てていくしかありません。

当社の次世代リーダー育成支援の特徴

当社の次世代リーダー育成支援にて、最も重要視しているのは、「経営者としての“自覚”の喚起」です。一口に「次世代リーダー育成」といってもその中身は各社様々であるものの、一般的には「集合研修を中心とした教育研修プログラムの付与」が挙げられます。しかし、確かにMBAで学習する経営戦略論や人的資源管理、マーケティング、会計といったリテラシーは不可欠ですが、そもそも「経営者とは何するものぞ、どう振る舞うものぞ」、すなわち自己分析よる強み弱みのを認識した上で、経営者に求められる意識や覚悟が備わっていなければリテラシーを活かすことすらできない、と当社では考えます。究極を言えば、経営者の意識が十分に高まってくれば、自分が苦手や不足を感じる経営リテラシーなど、自ら必死になって勉強するものです。したがって、経営リテラシーの向上に加え、徹底的な経営者マインドの醸成が特徴といえます。

当社の支援は、代表的な理論背景であるKolbの経験学習理論に依拠した定期的な「経営ワークショップ」の開催が挙げられます。巷に溢れる一般的な座学やロープレ程度のワーク、あるいは有名経営者の話を聞くといった受動的なコンテンツは多くありません。彼が提唱する、具体的経験(Concreate Experience)→省察的観察(Reflective Observation)→抽象的概念化(Abstract Conceptualization)→能動的実験(Active Experimentation)のサイクルをワークショップでグルグル回し、まさに文字通り、経験を通じて身につけていく学習スタイルを取り入れています。具体的な例として反転授業形式を用いたケーススタディやフィールドリサーチ、課題解決型体験ワーク、VTRや映画から学びの抽出、自己/他己分析やフィードバック、エチュード(即興劇)の実施、自己/チーム内省、ディスカッション&プレゼンテーションなど、全く飽きさせることなく、主体的に前のめりで取り組むことができるコンテンツで設計することが特徴です。また、個人課題、グループによるフィールドリサーチ、課題図書、レポート、プレゼンテーション資料作成など、ワークショップという一堂に会する以外の場における活動も加わります。実施時間や回数、期間、プログラム内容は、全て個社毎にカスタマイズして構成し、徹底的に経営者としての自覚や覚悟を醸成しつつ、実際の経営に求められるリテラシーを獲得していきます。

しかし、マインドとスキルを身につけても、アウトプット=実践の場がなければ、所詮絵に描いた餅です。したがって、クライアントと相談の上になりますが、「ローテーションや異動・配置による、実務経験の機会提供」を促進まで踏み込みます。学んだ「知識」を「知恵化」する、すなわち、実践で使って地肉に転換する施策やそのフォローアップまでをサポートします。次世代リーダーの育成には長い時間がかかり、そこに近道はありません。結局、育成を成功させるには、どれだけ丁寧に一人ひとりのマインドを育み、ワークショップの中で主体性を持って困難な課題に取り組み、可能であれば、現場で実践する機会を通じて周囲や経営者からの支援やフィードバックを、一人ひとりに合った形で提供できるか、に尽きるといえます。

クライアントへのコミットメント

当社は、分厚い資料を提出するだけのコンサルティングは行っていません。創業から12年にわたり蓄積してきたコンサルティングや教育実績と経験、大学院での研究に準拠した学術的な知見、経験学習理論に基づく腹落ち感ある“ボディワーク”や、焚火効果を活用した“焚火合宿”、毎月のワークショップ(勉強会)開催など独自方法論を取り入れ、サクセッション・プロジェクトの『具体的な手法・場所・活動』まで提供し、クライアントと一蓮托生の想いで「手足を動かして汗をかきながら」、成果の創出をお手伝いします。

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