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経営理念設計~浸透運用支援とは

クレドという用語が流行って久しく、社内で市民権を得て名刺サイズのカードとなっている会社も少なくないでしょう。同時に、タチの悪いことに、「クレドカードを作る」ことが目的の「業者」が乱立し、単純に作ることが目的と化し、浸透や継続的運用についての助言は、極めて感覚的で非論理的ないい加減なモノばかりがまかり通っています。しかし、実際には、経営理念がなぜ重要なのか、具体的な経営理念の機能の説明を求めると、99%の人が曖昧で不十分な説明しかできない状態です。その「業者」もいわんやをや。つまり、経営理念の正しい理解がないままに、経営理念らしきものを作り、その機能や効果もよくわからないまま、社員に発信し続けているケースが目立ちます。そして、そういった言葉やカードが存在することに満足してしまい、形骸化している企業も多々見受けられます。

一方で、学術的な研究を紐解くと、経営理念の構築には3つの条件が存在し、最低限それを満たさない限り、機能する(=経営の基盤となる)経営理念は構築できないことがわかっています。また、浸透にも3つの条件があり、理念が文化になるまでには6段階存在することなどは、経営者はもとより、クレドカードなんぞを作る業者ですら、ほとんど語れる人がいないのが現実です。つまり、経営理念を「なんとなく作り、なんとなく発表」することはできても、研究背景に裏付けられた理論を踏まえた上で、構築から浸透・運営できる知見は、ほんの限られたプロフェッショナルしか持ち得ていないのが現実です。

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当社の経営理念設計〜浸透運用支援の絶対的特徴は、「学術的研究に依拠した理論と、40社以上の理念策定経験に基づいたコンサルティングである」ということです。当社代表の丸山は、大学院修士課程(MBA)にて、経営理念の構築と浸透について研究、および企業における実証実験を行い、それについて修士論文を執筆し、学内で2013年度優秀論文賞を受賞しています。豊富な理念構築経験と、学術的な研究と知見の両方の立場からコンサルティングに従事する専門家は日本でも極めて稀有な存在です。

当社の支援は、こうした本格的な研究と豊富な経験則に基づいて構成されていますが、その中でも構築フェーズと浸透運用フェーズで、それぞれ重要視しているポイントがあります。まず構築フェーズでは、「理念構築3条件」を満たしながら、「本心本音で語り、理念に魂を込める」というポイントです。会社の会議室で、会社の人間関係性や心理状況を引きずったままでは、本心本音で語ることは、まず不可能と言っていいでしょう。本心本音なくして魂はこもらないし、魂のこもっていない理念は社員の末端まで伝わることもありません。具体的な手法としては、本音で語れる「心理的安全の場」という環境設定を、野外という非日常空間で、当社の独自開発の「焚火理論」を援用したプログラムを援用して実現します。一方、浸透運用フェーズでは、「浸透の3条件」を満たしながら「浸透の6段階モデル」をKPIに、「経営陣との対話を通じて経営理念の腹落ちを腹落ちさせる」というポイントを重要視しています。このフェーズで、構築した理念を「発表」したことが、そのまま「理解」され「浸透」すると考えている経営者も散見されますが、全くの勘違いです。具体的な手法としては、まず理念構築メンバーの理念的率先行動が浸透の「第1条件」であることについて自覚と覚悟を持ってもらうことを端緒に、理念構築に関与した上長とその課員の小集団が、他社事例勉強会や理念の理解共有合宿等でダイアログを通じて不明点を払拭し、当事者意識を高め、能動的に理念を受け入れる組織体制を構築します。

具体的な支援の例としては、経営理念の現状確認、構築メンバーの選定と動機付け、焚火を囲んだ経営理念構築合宿の実施、文言の含意や定義の統一化、理念構築発表の準備と資料作成、経営理念の社員向けリリース、他社理念研究、構築関与者との対話、社員への理解促進合宿など、非常に多くのプロセスを個社毎に合わせて設計してご提案します。こうしたプロセスの全てにおいて、単純に資料を提供するだけでなく、合宿の設計から中立的なファシリテーターとしてサポートし、社員に対する訴求力のある理念リリース方法や資料を共に作成し、社員に理解を促進する合宿も全て帯同して、確実な運用までをハンズオン型で支援します。

クライアントへのコミットメント

当社は、分厚い資料を提出するだけのコンサルティングは行っていません。創業から12年にわたり主軸コンサルティング内容として蓄積してきた実績と経験、大学院での研究に準拠した学術的な理論背景、経験学習理論に基づく腹落ち感ある“ボディワーク”や、焚火効果を活用した“焚火合宿”、毎月のワークショップ(勉強会)開催など独自方法論を取り入れ、経営理念構築から浸透運用の一連のプロセスについて、日本でナンバー1の知見を提供し、クライアントと一蓮托生の想いで「手足を動かして汗をかきながら」、成果の創出をお手伝いします。

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