焚火理論Tafmethod

エバーブルー独自開発の理論Theory

焚火がもたらすチーム結束の理論

『焚火合宿』という愛称で親しまれている当社のコンサルティングや教育を支える根幹理論は、『焚火理論』(英語名:DAF:Dialog Around Fire Theory)と称され、経験者のべ6500人以上に及ぶ長年の累積経験と大学院博士課程での研究に基づく『組織結束6段階理論』と『焚火効果』で構成されています。

当社で組織構成員の組織心理変化を基に分析・理論化された『集団発達の6段階深化理論』と、焚火が人にもたらす6つの要素による心理作用を応用した『焚火効果』を融合させた、これまでにない当社独自の画期的で高効果的な集団発達理論です。

これまでお付き合いしてきた大手上場企業からベンチャー企業の様々な職種における累積経験を基に実施されてきたコンサルティング&教育プログラムを分析し、 明治大学院教授の野田稔氏の監修により理論化しました。この焚火合宿は、社員数数万人を抱える一部上場企業の経営陣も絶賛され、各種経営誌や新聞にも取り上げられています。 また丸山はこの理論を国内外の複数の学会で発表しています。(2014年人材育成学会 / 2015年度 ICEBM in マレーシア 他)。

焚火理論
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集団発達6段階深化理論

焚火効果

(*「集団発達6段階深化理論」「焚火理論」「DAFセオリー」はすべて当社の商標登録です)

集団発達6段階深化理論

社会心理学者であるB.W. Tuckman(1965)は集団の発達を4段階理論にまとめましたが、長年に渡る当社のプログラム施行と実験・研究により、 当社代表が6段階に発展させたモデル「6段階深化理論」を提唱し、学会で発表しました。

感情を持った人間という生き物が会社組織として結束する際に、単に目標・目的や仕組みと言った外的要素は不可欠ではありますが、それだけでは本質的なチーム力は発揮されません。

同じ目的・目標を持った仲間と、どれだけその目標やお互いのパーソナリティや本音の感情を『共感・共鳴』し合えるか、この『感情の握り合い』が結束効果を最大化する重要要素です。 当社は、この共感・共鳴のステップに着眼し、組織は次の6つのステップを経ながら集団凝集性=チーム力が向上する事を実証しました。

形成期
集団が形成されメンバーや目的を探り始める
混乱期
プライド等により自分勝手/利己心や防衛本能が働き、集団が混乱する
内省期
徐々に内省化が進み、本音本心が露呈することで当事者意識が生まれる
統一期
仲間の本音や意見を受容し、課題を解決しようと凝集性が高まり始める
機能期
課題解決方向性や目標を共有・腹落ちし、集団として機能し始める
維持期
信頼関係や絆を維持・向上させるために積極的に意思疎通を図る
焚火がもたらすチーム結束の理論

6段階の中でも、第2段階から第4段階へのシフトが最も重要(かつ難関)であり、この段階を踏まない限り本物の結束、つまり中長期的に集団凝集性を維持できる絆は生まれにくい事が分かりました。

この魔の第3段階と第4段階を乗り越える一つの効果的な手法が、焚火の効果を用いることです。

焚火効果

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人類は50万年前の『火』の使用から長い長い進化過程において、古来より火を称え崇めたDNAが刻み込まれていると言われています。

一般的に、焚火には「リラックス効果がある」「本音を話せる」などと言われています。しかし、なぜリラックスするのか?なぜ本音がこぼれるのか? この問いに対する本質的な回答は、学会誌からアウトドア雑誌に目を通しても見つけることができませんでした。

そこで、当社代表の丸山は、大学院博士課程にて焚火の効果を企業教育に活かす本格的な研究を始めました。集団発達の研究に加えて、焚火を使った組織活性化の 教育事業を通じてアンケートを取得し、数百の定性・定量データを収集して焚火を囲んだときにもたらす感情への効果を分析しました。 そして、焚火が人間に与える効果を次の6つに集約しました。

焚火がもたらすチーム結束の理論

いくつかご紹介すると、閉合効果とは、火を中心に囲んで過ごす「閉じられた環境」により、このメンバーの一員であるという所属感やこの場を過ごす特別感から強く親和性を感じる効果です。

焦点効果とは、囲む人は火を見ながら話を聞いていることが多いため、話し手もメンバーの目を見ずに話ができることから、本音を話しやすくする効果です。

隣接効果とは、お互いが寄り添いあって火を囲む物理的距離感の短縮から、親和性が高まり心を許し、安心感を醸成する効果です。

色彩効果とは、焚火の色~橙色・黄色・赤等~が、心の開放・自信・積極性が増大し、自然とピュアな気持ち・本音・素の状態にリセットする心理的効果です。

輻射熱効果とは、焚火が放つ長波の遠赤外線により身体の芯から温まることによる、生命的安心感を与える効果です。

よく耳にするゆらぎ効果とは、不規則な音(バイノーラルビート)が脳の視床下部に採用して自律神経のバランスを調整し、過剰な交感神経の高揚を押さえてリラックスをさせる効果です(ただし科学的にはまだ証明されていないといわれています)。

また、特に現在では焚火をたく野外という自然環境そのものが非日常感を演出し、リラックスを促進する間接的効果もあります。

こうした効果が人間に様々な心理的作用を及ぼし、心の奥底から安心感を醸成させます。これが、「焚火を見るとどこか安心する…」の正体なのです。 当社ではこれらの比類のない「安心感(所属作用・開放作用・リラックス作用)を生み出す効果」を「焚火効果」と称しました。

チームを一枚岩化する『焚火理論』~心理トランジションを促進する効果的手法~ 

こうした焚火の効果に着目し、焚火に火が点され、燻り煙が立ちこめ、その後徐々に小枝から大枝に火が燃え移り、立派な焚火になるという様子もメタファーにしつつ、 お互いに腹を割って話しやすい焚火環境を創造して自然な自己開示や本音トークを促し、相手の話・本音に耳を傾けることで、急速に信頼関係や親和感を向上させる、これが「焚火理論」です。

ではそもそも、なぜ、本質的にチームが一丸となるためには、本音トークや腹の見せ合いが重要なのでしょうか。飲み会ではだめなのでしょうか。

チームがビジネスにおける本当の意味で機能するためには、チームの発達過程において、信頼関係の改善や向上を妨げる、自分自身のプライド・保身・見栄といった「利己心理」を一度 払拭する必要があるからです。自分だけでなく組織やチームをベストの状態にリードするために、互いに本音をぶつけ合える心理状況に導いた上で、全員の意見を一度しっかりと理解・受容・共感を経ることが、関係者全員の決定事項や議論事項に対する納得感や腹落ち感をもたらし、それが組織やチームの『本物の結束』につながります。

だからこそ、利己心理を一度リセットする、つまり他責からチーム全員が本気で改善しようという自責の念にも似た自己内省化を行うことが本音や本心の発露につながり、それを関係者が互いに受容・共鳴した瞬間に、「絆」が生まれるのです。ゆえに、その絆心理のもとで握り合った目的や目標に後々ブレが出ないだけでなく、集団凝集性の向上による集団順守意識がさらに高まり、劇的な個人と集団の行動変容を可能にします。これが、焚火理論の真髄です。飲み会は楽しいけども、焚火に比べると非常に効果は低く、飲み会後には結局何も変わらない人間観に戻ってしまうのはそのためです。

焚火がもたらすチーム結束の理論

したがって、単に焚火をたけば効果があるわけではありません。その焚火の効果を最大化する前提として、組織関係者が協働作業などを行いながら心理・感情を自然開放状態に予め導くことが不可欠です。

つまり、組織結束6段階理論において、プライドや表面的な人間関係を脱ぎ捨て自然と自分の「素」の状態にリセットされ、本音・本心の露呈というプロセスを戦略的に経ることによって初めて、焚火を利用して心を紡ぎ合い、絶大な集団凝集性を高める効果を生み出すことが可能になります。

端的に表現すると『焚火理論(Dialog Around Fire Theory)』は「集団発達理論に基づきながら、本物の信頼関係を加速的に深耕する理論」であると言えます。

当社のコンサルティングや教育は、長年の累積経験から立証されたこうした理論に基づいているため、巷にあふれる理論背景なき一般的なチームビルド研修とは雲泥の差がある高い教育効果が得られるのです。

このメソッドを使用して『魂を込めて経営理念を再構築する』経営陣合宿から、組織一体化のチームビルディング教育やリーダーシップ教育にまで幅広く展開しています。

今やその効果や体験は絶賛され、多くの企業がリピートして採用され、その理論や実績は経営情報誌にも数多く取り上げられています。

TAFメソッド 有効性の考察に関する論文(PDF)

出典:人材育成学会【JAHRD】第12回 年次大会論集 pp.73-78