コンサルティング変革事例ConsultingCase
CASE1理念経営の土台形成で強固に! - 経営理念構築・浸透コンサルティング -
代表取締役
高山 知朗 様
- 事業内容
- 海外ITソフトの輸入及び販売
- プログラム内容
- 経営理念構築・浸透コンサルティング
- ウェブサイト
- http://www.oceanbridge.jp/
株式会社オーシャンブリッジ 様
組織の抱えていた課題
目標が達成できない意識状況を打破したい
当社では以前より、しっかりとした経営計画を作り込んでいるにもかかわらず、なかなか目標を達成できない状況が続いていました。
その原因を突き止めるために試行錯誤し、トップだけではなく社員も巻き込んで経営計画を作り込んだりもしましたが、結局目標の未達に対する社員の意識はあまり変わらないまま…。
そんな時に出会ったのが、理念構築という大きな観点から組織を強化する『経営理念構築・浸透コンサルティング』でした。
経営トップの感想
社員が自発的に活動し、自走する組織に変化させるコンサルティング
皆が理念を理解した状態で一丸となって目標達成を目指す
経営陣の合宿を行って自社のミッション・ビジョン・バリューを再構築し、さらに全社員合宿で行ったラフティングを通じて、理念を「腹落ち」させることができました。今まで伝わりづらかった理念を社員が正確に理解し、かつ会社に対するロイヤリティーが高まったのも効果のひとつです。
さらに、今回受けたコンサルティングのなかで最も特徴的な取り組みが、VALUE浸透タスクフォース『HeartSwitch』の立ち上げです。皆が理念を理解した状態で一丸となって目標達成を目指すべく、組織の価値観(バリュー)構築・浸透に向けたプロジェクトを始動させることができたのが、最大の成果でした。
何しろ、これまで受け身気味だった社員が、理念や目標に対して自発的かつ積極的に取り組むようになったのですから。
前向きでチャレンジングな文化に変化
経営計画を立てることも重要ですが、社員一人ひとりが「絶対達成するぞ!」という意識そのものを持ち、組織単位で一致団結していかなくてはならないことが身にしみてわかりました。
経営理念構築・浸透コンサルティングのおかげで、当社はいま、かなり前向きでチャレンジングな文化に変わってきており、これからの目標達成が非常に楽しみです。
コンサルティングの効果
社員の意識や行動の変化から、効果を実感
合宿の効果というのはすぐに数字に表れるものではありませんが、社員の意識や行動の変化から、経営理念構築・浸透コンサルティングの効果をヒシヒシと実感しています。
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効果1各社員の主体性意識の向上
各社員が意識(ハート)から目標達成にコミットしたことで、個人の姿勢が主体的になってきているのを感じています。
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効果2社員コミュニケーションの増加
社員同士のコミュニケーションが活発になり、社内のムードが一体感を帯びるなど、意識の変化が自ずと行動に表れてきています。
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効果3経営層と社員の意思統一
一人ひとりが確固たる目標意識を持ち、お互いに共有することで、社員のムードがより経営層に近づいてきました。
HeartSwitchメンバーに聞く自社の変化
HeartSwitchに参加したきっかけ
- Fさん
- 以前、私のチームはコミュニケーションが少なく、向いている方向がバラバラでした。だから、自分から雰囲気を変えていきたいと思ったのです。
- Mさん
- 「他部署、異なる役職の混ざったこのチームだからこそ、共に会社を変えていけるような話し合いができる」という想いがあったからです。
- Yさん
- 当社が組織として変わろうとしている姿を最前線で見ていきたいという想いから、変革のためのアクションを自分から起こしていこうと考えました。
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Q『HeartSwitch』の活動により、現場はどう変化し始めていますか?
一番の変化は、チームとしての一体感が生まれたことです。会社の目標である「売上N億達成」を各社員が意識するようになり、皆の目指す方向が明確に一つになりました。一人ひとり担当業務は違っていても、向いているベクトルが統一されているため、全員がチームとして同じ目標に向かっていこう、というムードが感じられます。
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Qベクトルが一致したことで変化した行動を、具体的に教えてください。
皆が具体的な目標を共有することで、社内に一体感が生まれ、個々人がより自分の仕事に責任を持って主体的に働くようになりました。今のオーシャンブリッジは皆で「売上N億」を共有して、同じゴールに個人・チーム・会社全体が向かっているので、本当に心の底から頑張れます。
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Q現在の『HeartSwitch』の浸透活動について教えてください。
加速度的に組織の力を強めているいま、『HeartSwitch』のメンバーは主体的に声を出し続け、さらなるバリューの浸透を促していきます。そして、社員を巻き込み、楽しみながら当社のバリューである「やり抜く意思」「主体性」「向上心」「好奇心」「チームワーク」を、文化として根付かせていきたいと考えています。
バリューを浸透させる主な活動としては、月に一度の「バリュー表彰」があります。これは、5つのバリューのなかでその月にひとつを定め、業務の中でバリューに沿った行動をとり頑張っていた社員を、全社員のコメント付きの投票で決定するものです。
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Qそのバリュー表彰式の様子をお聞かせください。
前回は、「やり抜く意思」というバリューの表彰があり、発表はたまたま重なった家族参加のBBQイベント中に行われました。
表彰を受けたのは若手エンジニア。普段は業務上あまり目立つ立場ではありませんが、以前からお客様へのサービスを心がけており、バリュー発表後も以前に増して徹底していました。その姿を見ていた多くの社員が、称賛の言葉とともに彼に投票したのです。
表彰された彼は、驚きつつも見たことのない笑顔で表彰状を受け取り、それを見た社員の家族は思わず泣き出しました。組織として社員同士が互いの働きぶりをしっかりと認め、評価してくれる文化があることに感激したのだそうです。その姿をみて、何名もの社員も涙するほどでした。
今後もこうした活動を積極的に続け、社員自らが最高の組織を作っていくよう働きかけ続けたいです。
ハートの壁を越え、力強い組織の誕生へ
これまでも、コミュニケーションを活性化させるためのイベントなどは開催してきましたが、互いのハートの壁を越えるまでには至りませんでした。その状況を打破できたのは、今回の経営理念構築・浸透コンサルティングがあってこそ。果たして、世の中のどのコンサルティング会社が、エバーブルーのようにハート(意識)から社員をコミットさせる変化を起こせるのでしょうか。
社員の変化が行動に現れ、組織の力強さが出てきているいま、目標の達成へ向けて全員で頑張っていきたいと思っています。